2ntブログ
タイトルロゴ

『ゼロ・グラビティ』を見てきました 

IMAXシアターが新宿にも出来る、とのことで、今から来年春が楽しみです。電車の連絡がいいから、手軽に見に行けそうですね。

日本初のIMAXを新宿に導入!

しばらく前の話なのですが、先月の中ごろに、友人とゼロ・グラビティを見てきました。

IMAXシアターのリバイバル上映です。
最初の公開のときも見に行ったんですけどね。でも、この映画は、映画館で見ないと意味が無いタイプの映画です。後から家庭用テレビで鑑賞しても魅力半減だし、せっかく映画館で再上演してくれるのなら、この機会にもう一度観ておこうと思ったんです。

で、二度目の視聴で初めて気がついたのですが、映画の冒頭で、宇宙空間というものが、我々が知っている地球上とはいかに異質な世界なのかについて説明が入るんです。「酸素がない、気圧がない……」ってな具合に。

だけど、そこで「重力がない」とは言わないんです。

それどころか、陽気に宇宙遊泳している様子が描かれて、楽しげな雰囲気すらある。そこから一転して、酸素も気圧も……それに重力もない世界でのサバイバル劇が始まるわけですが。

そしてエンディングは過剰なくらい重々しい重力描写。地球がいかに汚くて、うるさくて、生命感に満ちた世界なのかが描かれます。
そして初めて、最初に「重力がない」と説明されなかった理由に気付くんです。地球上で生活していると重力の存在なんてまるで意識していないけれど、実はそれこそが、我々が生きている土台なのだと。

してみるとこのお話は、やっぱり邦題の『ゼロ・グラビティ』ではなく、原題の『 Gravity』こそがふさわしいように思えます。1回目は3D効果とともに描かれる宇宙描写に圧倒されてばかりだったけど、あらためて見返してみると、色々と発見がある、とてもいい映画でした。

2014/11/20 00:00 | 雑記COMMENT(0)TRACKBACK(0)  

コメント



管理者にだけ表示を許可する

 | BLOG TOP |