流行り物はすぐ劣化する
デジタルものの流行りってのは、あっという間に変化しますね。
最近だと、変化の度合いが著しいのはスマートフォン。ほんの数年前のアニメでも、主人公が二つ折り式のケータイを使っていたりすると、「昔のアニメだなあ」って感じてしまいます。
Webサービスの移り変わりはさらに激しいです。
ぼくがノクターンノベルズに投稿した『セレブ妻不倫調教』は、人妻がSNSで知り合った若い男と不倫をしてしまう……というお話ですが、執筆時にイメージしていたのはmixiでした。
当時のmixiはすでに最盛期を抜けて下り坂に入ってましたが、まだまだ多くのユーザーがいて、友人付き合いには欠かせない重要なツールでした。
だけど小説の完成から発表まで二、三年ばかり間が開いたら、もはやmixiはすっりお寒い状態で、どうにも時代を感じる内容になってしまいました。
そして、今、投稿している『あなちゅー!』。
こちらは主人公とヒロインがメールでやりとりするシーンがありますが、これはLINEをイメージして書いています。
それなのに、なぜはっきり「LINE」と書かないかというと、もしかすると、ほんの二、三年後にはWebサービスの流行りがごっそり入れ替わって、「古くさい小説だなあ。今時、LINEなんて使ってるやついないよ」なんて話になりかねないから。
先日、タイムラインに流れてきたtweetですが、まったくその通りで。
このあたりは、本当に気を遣いますね。
一応、商業小説のときは、なるべく「今」を取り込むようにしています。発売直後の初動の時点で一番面白くなるようにチューニングするべきかなあ、と。
Webの場合はどうなんでしょうね。
以前は「Webコンテンツは変化が早いからフットワークを軽くして最新の流行に対応していくべき」と考えていました。
でもWeb小説や電子書籍なら、すぐに書店の店頭からなくなってしまう紙媒体と違って古い作品も閲覧可能な状態で残り続けるんだから、極端な流行ものは排除して、時間が経っても古びない内容にしたほうがいいような気もします。
流行りを上手に取り入れれば発表直後は受けがよくなるけれど、その分、劣化するのも速くなる。毎回、頭を悩ませているけれど、なかなかベストのバランスは見つかりません。
最近だと、変化の度合いが著しいのはスマートフォン。ほんの数年前のアニメでも、主人公が二つ折り式のケータイを使っていたりすると、「昔のアニメだなあ」って感じてしまいます。
Webサービスの移り変わりはさらに激しいです。
ぼくがノクターンノベルズに投稿した『セレブ妻不倫調教』は、人妻がSNSで知り合った若い男と不倫をしてしまう……というお話ですが、執筆時にイメージしていたのはmixiでした。
当時のmixiはすでに最盛期を抜けて下り坂に入ってましたが、まだまだ多くのユーザーがいて、友人付き合いには欠かせない重要なツールでした。
だけど小説の完成から発表まで二、三年ばかり間が開いたら、もはやmixiはすっりお寒い状態で、どうにも時代を感じる内容になってしまいました。
そして、今、投稿している『あなちゅー!』。
こちらは主人公とヒロインがメールでやりとりするシーンがありますが、これはLINEをイメージして書いています。
それなのに、なぜはっきり「LINE」と書かないかというと、もしかすると、ほんの二、三年後にはWebサービスの流行りがごっそり入れ替わって、「古くさい小説だなあ。今時、LINEなんて使ってるやついないよ」なんて話になりかねないから。
最近、「LINE」って歌詞が出てくる曲をよく見るけど、数年後LINEが廃れた時、ポケベルが鳴らなくて状態になるから、割と控えた方がいいと思う。「LINEは廃れないだろ」って思ってる若いフォロワーさん、その昔私もmixiに対して同じこと思ってました。
— 杏 (@anztolchock) 2015, 3月 23
先日、タイムラインに流れてきたtweetですが、まったくその通りで。
このあたりは、本当に気を遣いますね。
一応、商業小説のときは、なるべく「今」を取り込むようにしています。発売直後の初動の時点で一番面白くなるようにチューニングするべきかなあ、と。
Webの場合はどうなんでしょうね。
以前は「Webコンテンツは変化が早いからフットワークを軽くして最新の流行に対応していくべき」と考えていました。
でもWeb小説や電子書籍なら、すぐに書店の店頭からなくなってしまう紙媒体と違って古い作品も閲覧可能な状態で残り続けるんだから、極端な流行ものは排除して、時間が経っても古びない内容にしたほうがいいような気もします。
流行りを上手に取り入れれば発表直後は受けがよくなるけれど、その分、劣化するのも速くなる。毎回、頭を悩ませているけれど、なかなかベストのバランスは見つかりません。
2015/04/25 07:25 | 雑記 | COMMENT(0) | TRACKBACK(0)
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